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Sweets Beer 2009~林檎とバニラのビール~サンクトガーレン醸造所③

最近はマイクロブルワリー(小規模醸造)のビールをあまり飲んでいなかったのですが、チョコレート・スタウトをオーダーするついでにバニラを溶け込ませたビールと林檎風味のビールがあるということで一緒に送ってもらうことにしました。

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PENTAX K10D, SMC PENTAX-M 1:1.4 50mm, f1.4 ,1/8sec. ISO:100 ,Manual mode

sweets beer ということですのでやはり食後酒としてゆっくりと楽しむことにしましょう!

Imgp6481 ←食事中はこちらをいただきました。

牡蠣のシチューでしたので白いワインなどをいただきたかったのですがよく合いそうなのがありませんでしたので諦めましたcoldsweats01

PENTAX K10D, SMC PENTAX-M 1:1.4 50mm, f1.4 ,1/8sec. ISO:100 ,Manual mode

これは旧いレンズですので当然オートフォーカスなどは出来ません。しかも開放 f1.4ですと狙いが外れるとまったく見れない写真になってしまいますので取り扱いが大変です。α900やEOS 5D Mark Ⅱ などのフルサイズ機のファインダーを覗きましたら大きく見えるし明るいし、MF も合わせ易いのですっごーく気になっていますが、そう簡単には買い換えられませんね。PENTAX (HOYA) がフルサイズを出せば悩むことは何も無いのですが、現在のシェア占有率からして望み薄でしょう。

話が飛びましたね。

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スウィートバニラ・スタウト

IBU : 28

O.G. 1.068

hops : チヌーク、イーストケント・ゴールディングス、パール

spice : バニラ

マイルドなスタウト・ビアですが、ヴァニラの香りが華やかで新鮮な味わいですね。

これは美味しい! トリュフ・チョコも良いですし、コーヒーと生クリームのシュークリームともあわせたところ、これが素晴らしいマリアージュでした。写真に収めないうちに食べてしまいましたので残念ながら記録はありませんが。とにかく、お薦めです!

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さて、次は、アップル・シナモン・エールです。

IBU : 18

O.G. 1.052

hops : チヌーク、ウィラメット

spice : シナモン

sub materials : りんご

IBU が 18 となっているように、フルーツエールの場合、あまり強烈にホップ香と苦味は効かせません。せっかく入れるフルーツの香りを殺さないためです。

いろいろなフルーツ・エールが出ていますが、私が好きなのは Kriek (チェリー)、 そしてCassis ですね。りんごを使ったものはこれが初めてです。

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Imgp6491_2 りんごの廃果を使用したこのフルーツ・エール、香りが良く出ていますし、色もきれいですね。ドイツのフルーツ・グミ、そしてモンテール・ベルギーショコ・シュークリームと一緒にいただきました。

シュークリームとは良くあっていましたが、グミは?でした。グミの人工的なフルーツ・フレーバーがあまりにも強烈なために口中に拡がったそれがアップル・シナモン・エールの繊細な風味をかき消してしまうのです。マリアージュどころではありません!バランス悪過ぎでした。

こんかい、4種類の変わったビールを味わいましたが、実は私はスタウトはあまり飲む機会がありませんでした。ちょっとクセのある味わいですので毎日飲むのはちょっと・・・?という印象がありましたが、サンクトガーレン・チョコレート・スタウトシリーズを飲みまして思いを新たにしました。やはり、ワインや日本酒と同じようにあわせる食べ物との相性(マリアージュ)が大切であること、そして何よりも造り手の強いこだわりのあるものは美味しい、ということです。

もう一本残してあるインペリアル・チョコレート・スタウトは来年まで大切に保存しておき、2010年ものと飲み比べてみようと思っています。

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チョコレート・スタウト 2009 /サンクトガーレン醸造所 ②

1月16日より販売開始のサンクトガーレン・チョコレートスタウト。

早速味わってみました!

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インペリアルチョコレートスタウトです。

IBU : 47

O.G. 1.088

hops : イーストケント・ゴールディングス、カスケード、ウィラメット、ナゲット

というレシピであると書いてあります。

IBU(International Biterness Unit) とは苦味をあらわす基準となる単位で、数値が大きいほど苦くなります。この47という数値はかなり強い苦味であるといえましょう。

しかし、世の中には hop head と呼ばれる人種がいて更に強い苦味をものともせずに飲み干す人がいるのです。

O.G. 1.088 Original Gravity 、つまり初期比重です。水の比重が1.000ですからそれを超えた分は糖分の重さということになります。その糖分を酵母が食べてアルコールと炭酸ガスに分解し、ビールになります。但し、全ての糖分を分解するわけではありませんので醗酵終了後の最終比重( Final Gravity といいます)は例えば1.010とかそんなところです。その醗酵されない糖分が味わいやコクとなるのです。

ホップは種類がたくさんあり、その組み合わせや使用量、煮込み時間の違いによってそれぞれのビールの個性となりますが、おそらく企業秘密なのでしょう、このビールのように使用したホップを書いてあることは稀です。

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オレンジチョコレートスタウト(発泡酒)

IBU : 26

O.G. 1.072

hops : イーストケント・ゴールディングス、カスケード、ナゲット

IBUが26というのは国産ラガービールとだいたい同じくらいでしょうか。まぁ、味わいはまったく異なりますが。

日本ではフルーツや蜂蜜などを副原料に使用しますと麦芽使用比率がほぼ100%だとしても酒税法上ビールとは表示できなくなります。建前は発泡酒ですが、ちゃんとしたビールです。

オレンジをシラップ漬けにしたものにチョコをコーティングしたものとはさすがに完璧な組み合わせです!ただ、残念ながらたった一つしかありません。(この高級チョコレートはレポート用のおまけで一緒に送られてきたものです) そこで、趣向を変え、ポーランド産のセンガゼンガナ種のフリーズドライ苺を閉じ込めたという変わったチョコレートがたまたま我が家にありましたのでそれと一緒に飲んでみたところ、これもいい印象でした。

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香りをより感じられるようにブルゴーニュ・グラスでも試してみました。

以前別のビールで試したらホップの香りが強烈過ぎてあまり上品な飲み物とは思えませんでした。

これはチョコレートモルトの香りが良く出ていますね。ホップ香とカカオ風味がバランス良くまとまっています。クルミと混ざったクリームチーズとあわせたところ、なかなかのマリアージュです!チーズのまったりした味が加わることによってミルクを入れた珈琲のようでもありますし、クルミのナッツ香とカカオの香りが良くあっていると感じました。これはちょっとした発見だー!と自己満足に浸ってはみたものの、冷静になって考えてみると、ナッツの入ったチョコレートが美味しいのと同じことなのですね。

ビターチョコとの相性もよろしい。お互いに相手を引き立てあう印象です。しかし、それよりももっと印象的だったのはミルク・チョコレートとの組み合わせです。実は、私はミルクチョコレートというものはあまり好きではありません。甘ったるさがダメなのです。ですが、インペリアルチョコレートスタウトとあわせますと、どうでしょう、これがなかなかイケるんですね!

ミルクチョコがこんなに美味しいものだったとは、驚きました。

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食べ物、飲み物、それぞれがお互いを高めあい、新たな世界を創造していく・・・

たまりませんね!

近日中に、スイートバニラスタウトアップルシナモンエールも試してみようと思います。

追記 : 1月18日 スィートバニラスタウト、アップルシナモンエールのインプレッションアップしました。

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チョコレート・スタウト 2009 /サンクトガーレン醸造所 ①

以前より気になってはいましたが、限定醸造で即日完売してしまうということで気が付いたときには既に手遅れ、となり味わえずにいた限定醸造ビールを今回は入手することが出来ました!

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厚木にある SanktGallen Brewery のバレンタイン向け限定醸造スタウトです。

今回、特別に発売前に入手することが出来ました!

このインペリアル・チョコレート・スタウトは麦芽を通常のビールの2.5倍使用しているということです。一般的な市販ビールは麦芽使用比率が67%程度で米やコーンといった副原料が使われています。麦芽100%のものと比較して、当然味わいが薄まります。ヱビスやハートランドといったものはコクが感じられますが、フツーのビール→発泡酒→第3、というふうにだんだんとサイダーのように薄まっていきます。

ところがこのビールは麦芽100%なうえにそれを2倍以上使用する、という贅沢ぶりです。アルコール分も8.5%となっています。

通常、麦芽使用量が多くなればそれに応じてアルコール度も高くはなりますが、例えば3倍使ったからといって必ずアルコール分も3倍、というわけにはいきません。麦芽を砕き、お湯に浸して麦芽自身が持っている糖化酵素により糖分を抽出(マッシング)し、甘くなった液体を漉しますが、麦芽量が多くなるとロスが高まり、歩留まりが悪化してしまいます。ですから自家醸造でこのようなジャンルのビールを造るのは結構大変です。価格が高いのも仕方がありませんね。

それから、商品の案内にも書いてありますようにチョコレートを原料として使用しているのではなく、焙煎温度の高い“チョコレートモルト”を副原料として使用することによりカカオのような苦味と香り、そして黒い色を出す、ということです。

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そのほかにも新発売のオレンジチョコレートスタウトスイートバニラスタウトバレンタインVer.、アップルシナモンエールも同時に購入しました。

こういった特殊なビールたちですので、せっかくですからワインと同じようにあわせる食べ物とのマリアージュを考慮しましょう。

枝豆?面白くありませんね。

チーズ?チョコレート?

ちょっと、ゆっくりと考えてみましょうか。

                                       (つづく)

 追記

1月16日:インペリアルチョコレートスタウト、オレンジチョコレートスタウトのインプレッション記事アップしました。

1月18日:スィートニラスタウト、アップルシナモンエールのインプレッション記事アップしました。

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自分で造ったビールとは?

ご近所のA氏が仕込んだビールが出来上がったということで先日いただきました。

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A氏は私が自分でビールを仕込むきっかけを与えてくださった方で、一緒に自醸連の自ビール教室やビア・パーティーに参加したりしましたのですが、実際に自家醸造に取り組んだのは私のほうが早く、最近になって「やっと仕込んだのでどうぞ~」というわけで持って来てくださいました。

細やかな泡立ちや国産市販ビールでは有り得ないコク、ホップの豊かな香りなど、やはり自ビールの世界は良いものです。

大まかに大別してモルト・エクストラクト缶( 以下ME ) による手間の掛からない方法、モルト・エクストラクト缶と麦芽を糖化させたシロップ(ウォート)を半々づつ混ぜて仕込むpartial mashing (以下PM)、そして全量を麦芽糖化で行うall grain mashing (以下AG)という分類になりますが、自分で麦芽をマッシングすることによりレシピの自由度が大幅に高まります。ホップも組み合わせや量を計算して苦味や香りを自在に調節できますので仕組みがわかるととても面白いものです。

簡単な作り方はこちら

ただし欠点は酒税法により日本国内では度数1%以上のアルコール飲料を造ることは禁止されているということです。これに沿ってやっている限りは咎められることはありません。

私もクルマやカメラに熱中するあまりしばらく自ビールを仕込んでいませんでしたが、また気合を入れて仕込んで行こうと思っています。

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